くろねこ通信
『くろねこ空き家管理サービス』からの
お知らせです
深刻化する茂原の空き家問題 リスクと対策とは?
国内の空き家率は上昇の一歩を辿っており、新しい家が建てられていくのに比例して空き家の数も増えています。
まず千葉県における空き家率は令和7年(2025年)時点で12.3%で、これは全国平均を下回る数値です。ところが茂原市単独ですと空き家率は高い傾向にあり、茂原市は空き家問題が深刻化している地域といえます。
空き家問題は害虫の発生や犯罪の温床になるなど二次的な問題も孕んでいるので、地域で向き合っていく必要のある問題です。
今回は茂原市の空き家問題の実情やリスク、加えて地域で行われている取り組みについてもお伝えします。
空き家件数トップクラスの茂原

令和7年の統計では、茂原市内の住宅数は賃貸やシェアハウスを含め約4万6千戸でした。そのうち空き家は約9200戸にも及んでいました。この事から茂原は住宅の総合的な数に対し空き家が多い地域である事がわかります。空き家率をパーセンテージにすると約19.5%で、この数値は全国的に見ても高いです。
茂原の空き家率の上昇については複数の要因があります。
- 住民の高齢化
- 都市部への人口流出
- 住宅を建てても新たな入居者がいない
- 亡くなった親の持ち家を子が管理できず放置してしまう
住宅ニーズの低下や、住宅を以前の所有者から受け継いだ人が管理しきれなくなってしまうという相続関連の問題が空き家増加の原因です。
空き家を放置することでリスクも

親や兄弟から家を継いだものの、自分の仕事や家庭の事で精一杯で家の管理まで手が回らない人は少なくありません。そんな中、管理がなされていない空き家は年月が経つにつれ確実に劣化し、新たなリスクを作ってしまうのです。
- 地域の景観を損ねる
- 台風など災害時の外壁や屋根、ガラスの破損および飛散
- 塀の劣化や傾きで生じる通行困難
- 植木の繁殖による通行困難
- ゴミの放置による衛生面の問題
- 害虫や害獣の発生
- 近隣トラブル
- 犯罪や火災を誘発する
- 空き家を放置する事で「特定空き家」に認定される恐れがある
- 所有者の固定資産税等の税金が増える場合がある
管理が行き届いていない空き家は近隣の人に迷惑をかける原因になり、トラブルが生じるケースも少なくありません。また「損壊のリスクが高い」「衛生上の問題が生じる」と判断された空き家は、自治体によって「特定空き家」と認定される場合があります。
所有する家が特定空き家の認定を受けてしまうと、まず自治体から今の状態を改善するよう助言・指導を受けます。それでも家の状態を改善しなかった場合、より強制力のある勧告・命令という段階に進みます。空き家管理に関する勧告受けると、所有する空き家にかかる固定資産税が最大6倍に膨らむ場合があります。そして所有者が勧告や命令にも従わなかった場合、空き家が強制解体されたり罰金が科されたりする可能性もあるのです。
茂原市の空き家対策

空き家問題が深刻化している茂原市では、空き家を減らすため、また空き家の増加を予防するためにこのような取り組みが行われています。
現地調査

市民から「ずっと人が出入りしていない家がある」など空き家に関する相談があった場合、当該空き家の具体的な状況を把握するために市職員が現地調査を実施します。
空き家バンク

茂原市では、空き家を必要な人に使ってもらうための「空き家バンク」という取り組みが行われています。空き家バンクは住居のマッチングシステムです。所有者が空き家バンクに物件を登録し「空き家を購入したい」「借りたい」と思っている希望者とマッチングさせ、空き家を住居用、事業用として使わせてあげるシステムなのです。
管理に大変な思いをしていた空き家を使ってくれる人が現れれば、住居の有効活用につながるだけでなく、空き家を使ってくれる人が茂原市に移住・定住する手助けにもなります。
また空き家バンクの登録物件を購入した人がそのまま茂原市に転入し、尚且つ買った家をリフォームした場合、市から工事費の1/2(最大50万円)の金額を補助金として受け取れる場合があるのです。こうした面も空き家購入者にとってはメリットです。
犯罪防止対策

空き家は特殊詐欺の拠点に使われるなどして犯罪を誘発する恐れがあります。
そのような事にならないよう、市が警察と連携し状況に応じて防犯上必要な情報を共有する場合があります。
火災防止対策

空き家は庭の草木が放置されている事が多いです。繁殖したつるや葉っぱが原因で火災が発生するリスクもあります。
火災が起きないよう、市が消防署と連携して火災防止上必要な情報を共有する事があります。
啓発活動

空き家を減らし、また増加を防ぐ取り組みとして、茂原市では地域の人々の住宅問題への意識に働きかける活動が行われています。
市が国や県と連携し、空き家数の現状や空き家が放置されるとどんなリスクがあるかについてセミナーや冊子、インターネットで地域の人に伝える活動をしています。
まとめ:町全体で空き家問題解決に励む茂原市 専門窓口への相談もおすすめ

茂原市は落ち着いた地域でありながらショッピングやグルメを楽しめるスポットもあるので、暮らしやすく県外から移住する方も多いです。一方で空き家問題が深刻化している地域でもあるため、町全体で空き家増加にストップをかける取り組みが行われています。
住む人がいない家でも適切に管理されていれば問題ないのですが、所有者が住宅管理の知識を持たないまま空き家を抱え込むと放置の原因になってしまいます。もし空き家を所有していてどうすれば良いか判断しかねている場合、加えて自分の家の近所に空き家があって衛生面や治安などが懸念される場合は市の建築課などの専門窓口に相談する事が推奨できます。
またくろねこホームズでも随時相談を受け付けております。当社では空き家再生事業を行っており、茂原市の建設職員として24年間勤めた代表者がその経験を元にお客様のサポートを致します。
代表者は茂原生まれ茂原育ちなので、地元茂原の空き家問題は自分事として受け止めています。これまでも空き家を相続したお客様の売却の相談や税金面の相談に対応した実績があり、必要に応じて空き家の有効活用の手段についても提案させていただきました。
市の職員でしたから、民間の業者では把握しきれない公的な規制に精通しているという強みがあります。空き家を活用する時に問題となり得る建築制限に関する情報や、補助金が受け取れる条件など法的な観点も交えながら、お客様の個別の事情に寄り添った的確なアドバイスをして空き家管理のご負担を減らすお手伝いを致します。