くろねこホームズ株式会社
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くろねこ通信 『くろねこ空き家管理サービス』からのお知らせです TOP くろねこ通信 中古空き家を安心して売却・購入するための「既存住宅状況調査(インスペクション)」 中古空き家を安心して売却・購入するための「既存住宅状況調査(インスペクション)」 2025.05.01 1.調査の目的とメリット 空き家が年々増加傾向にある中において、既存ストックの流通活性化は不動産業界に身を置く一人として至上命題だと考えています。 そこで、問題になるのが既存建物であるがゆえの諸問題(傷み具合や修補の要否など)です。 「既存住宅状況調査」を行うことで、調査時点における建物の現況を把握した上で取引ができ、売買後のトラブル発生を抑えることができます。 また、購入のリフォームやメンテナンスにも役立てることが可能です。 また、加えて平成30年4月以降、宅建業者が中古住宅の売買等に関する媒介契約時に「建物状況調査を実施する者のあっせんの有無」を書面で明記することが義務化されており、今後既存建物の取引と同時に「既存住宅状況調査」を行うことが増えてくると予想されます。 2.調査の具体的な内容と手順の紹介 調査の内容として大きく2つあります。 構造体力上主要な部分(基礎、柱、梁など) 雨水の侵入を防止する部分(屋根、外壁、開口部など) これらの部分の劣化事象等を調査するものです。調査は基本目視による確認ですが、計測器具(打診棒、クラックスケール、レーザー水平器等)を使うこともあります。 ただし、ここで以下の点に注意が必要です。 設計図書との照合 建築基準法規定との適合判定 耐震性や省エネ性などの性能評価 劣化の原因特定や瑕疵の有無の判断 これらは調査の対象外となるのが一般的です。 調査当日は、物件所有者の承諾を得たうえで、建物の内外部を調査していきます。 3.実際の調査事例の紹介 ここでは、実際に当社にて行った既存住宅状況調査の結果をご紹介します。 現地でのチェック方法や、報告書のイメージがつかめると思います。 現地では、こちらのチェックシートを用いながら調査結果を記載していきます。 併せて、現況図をフリーハンドで書き起こし、劣化箇所を記録します。 室内の傾きは、レーザー水平器を使って調査します。 現地での調査結果に基づき、報告書としてまとめたものを納品します。 4. 調査結果の活用方法 実際の調査依頼については、売主・買主双方からの依頼が考えられます。 売主側のメリット 物件の信頼性が向上する:第三者による調査結果が買主の安心材料に トラブルの予防・契約解除リスクの低減:「雨漏りがあった」などのクレームを防止し、契約不適合責任の軽減にもつながる 売却スピードが早まる可能性:安心材料があることで買主の判断を後押し。広告的な効果も期待 買主側のメリット 安心して購入判断ができる:購入前に建物の状態を確認でき、不安を軽減 修繕・リフォーム計画が立てやすい:費用の見積もりがしやすく、資金計画に役立つ 価格交渉や条件交渉の材料に:劣化箇所の把握により、交渉の根拠が明確に 将来のリスク回避:雨漏り・シロアリ・傾きなど、大きな修繕リスクを事前に把握可能 5. 関連法規や資格に関する情報 中古住宅の売買において、建物状況調査の結果(重要事項説明用)を作成するには、国に登録された講習実施機関での講習会を修了した「既存住宅状況調査技術者」である必要があります。 当社ではこの資格を持つに加え、「1級建築士」「建築基準適合判定資格者」などの専門資格を持つスタッフが、親切丁寧な調査を行っています。 6.読者からの質問や相談を受け付けています 最後に、これから中古住宅を「買いたい」「売りたい」とお考えの方は、まずは「既存住宅状況調査」について知ることから始めてみませんか? 「調査ってどんな内容?」「費用は?」「自分の物件にも必要?」 そんな疑問にも、くろねこホームズでは丁寧にお答えしています。 “建物の状態を知ること”は、安心して暮らし、安心して引き渡すための第一歩です。 ささいな質問などお気軽にご相談ください。 < 前の記事へ 次の記事へ > くろねこ通信一覧へ
1.調査の目的とメリット 空き家が年々増加傾向にある中において、既存ストックの流通活性化は不動産業界に身を置く一人として至上命題だと考えています。
そこで、問題になるのが既存建物であるがゆえの諸問題(傷み具合や修補の要否など)です。
「既存住宅状況調査」を行うことで、調査時点における建物の現況を把握した上で取引ができ、売買後のトラブル発生を抑えることができます。
また、購入のリフォームやメンテナンスにも役立てることが可能です。
また、加えて平成30年4月以降、宅建業者が中古住宅の売買等に関する媒介契約時に「建物状況調査を実施する者のあっせんの有無」を書面で明記することが義務化されており、今後既存建物の取引と同時に「既存住宅状況調査」を行うことが増えてくると予想されます。
2.調査の具体的な内容と手順の紹介 調査の内容として大きく2つあります。
これらの部分の劣化事象等を調査するものです。調査は基本目視による確認ですが、計測器具(打診棒、クラックスケール、レーザー水平器等)を使うこともあります。
ただし、ここで以下の点に注意が必要です。
これらは調査の対象外となるのが一般的です。
調査当日は、物件所有者の承諾を得たうえで、建物の内外部を調査していきます。
3.実際の調査事例の紹介
ここでは、実際に当社にて行った既存住宅状況調査の結果をご紹介します。
現地でのチェック方法や、報告書のイメージがつかめると思います。
現地では、こちらのチェックシートを用いながら調査結果を記載していきます。
併せて、現況図をフリーハンドで書き起こし、劣化箇所を記録します。
室内の傾きは、レーザー水平器を使って調査します。
現地での調査結果に基づき、報告書としてまとめたものを納品します。
4. 調査結果の活用方法
実際の調査依頼については、売主・買主双方からの依頼が考えられます。
売主側のメリット
買主側のメリット
5. 関連法規や資格に関する情報
中古住宅の売買において、建物状況調査の結果(重要事項説明用)を作成するには、国に登録された講習実施機関での講習会を修了した「既存住宅状況調査技術者」である必要があります。
当社ではこの資格を持つに加え、「1級建築士」「建築基準適合判定資格者」などの専門資格を持つスタッフが、親切丁寧な調査を行っています。
6.読者からの質問や相談を受け付けています
最後に、これから中古住宅を「買いたい」「売りたい」とお考えの方は、まずは「既存住宅状況調査」について知ることから始めてみませんか?
「調査ってどんな内容?」「費用は?」「自分の物件にも必要?」 そんな疑問にも、くろねこホームズでは丁寧にお答えしています。
“建物の状態を知ること”は、安心して暮らし、安心して引き渡すための第一歩です。
ささいな質問などお気軽にご相談ください。